トヨタクラウンの紹介
* トヨタクラウンは、1955年の発売以来、モデルチェンジを繰り返し、現在のトヨタクラウンは12代目となる。公用車や企業の社長車、タクシー、ハイヤー、自動車教習所の教習車などにもトヨタクラウンは使われている。名前は「王冠」の意味であり、初代から現行型までフロントグリルの車種別エンブレムにも使用されている。
* トヨタクラウンが想定している競合車種は、日産・フーガ、ホンダ・レジェンドなどである。自動車情報誌等には価格帯による比較でレクサスISやスカイライン等も検討対象としているものもあるが、ユーザー嗜好が異なることに加え、トヨタクラウンは、公用車や多くの企業に社用車として用いられることも多いという特殊性を鑑み、トヨタ内では競合とは設定していない。また輸入車では、メルセデス・ベンツ Cクラス・Eクラス、BMW・5シリーズ、アウディ・A6などを標的とする。
*トヨタクラウンは車体形状は現在セダンのみだが、以前はステーションワゴン、ライトバンもあった。かつてのトヨタクラウン主流モデルは、ボディスタイルを優先してドアの窓枠を省略した4ドアピラードハードトップタイプのセダンであったが、1999年発売のトヨタクラウンは170系から、乗降性や静粛性能の改善のため窓枠を持つ一般的なセダンとなった。トヨタクラウンセダンには、マークII80系をベースに車体を5ナンバーサイズ及び中型タクシーの枠内に納め、耐久性やランニングコストを重視したトヨタクラウンコンフォート、さらにこれをベースに装備及び内外装を充実化したトヨタクラウンセダンというモデルがある。トヨタクラウンコンフォートはタクシーなどの営業車専用モデル、トヨタクラウンセダンは一般ユーザー向けモデルとしても市販されているものの、主に公用車や個人タクシー向けである。
* かつて「いつかはクラウン」のキャッチコピーに代表されるように高級車としての認識を持たせることに成功した。また、信頼性や耐久性の高さから、タクシー・ハイヤー、教習車、パトロールカー等の業務用車両や公用車として使われることが多い。
* トヨタクラウン12代目は、2003年12月22日に登場。「静から動への変革」をテーマに「全てをゼロから発想するクルマ造り」を行い、プラットフォーム、エンジン、サスペンションといった主要コンポーネントを全て一新した。特にエンジンは、長く使われた直列6気筒に代わり、トヨタクラウン12代目からV型6気筒のGRエンジン(歴代トヨタクラウンとしては初のV6エンジン)に切り替えられた。変速機は2500ccが5AT、3000ccがセルシオに搭載されているシーケンシャルシフト付の6ATが搭載された。
「ZERO CROWN(ゼロ・クラウン)」としてイメージを一新させた。ただし、「ZERO CROWN」は車名ではない。また、トヨタクラウンのエンブレムも形状が新しくなっている。
* 従来の保守層向けのトヨタクラウン「ロイヤル」シリーズと、先代から設定されていたスポーティモデルのトヨタクラウン「アスリート」シリーズという2本立ては変わらないが、オーソドックスな高級感を持つトヨタクラウンロイヤル、輸入車と肩を並べるスポーティーセダンとしての顔を持つトヨタクラウンアスリートと、それぞれの個性を明確にした。
* 数代に渡って続いた保守的なエクステリアと決別し、低く短いフロントや長いホイールベース、CD値0.27 を達成した流麗なボディや「書の勢い」をモチーフとしたサイドビューを特徴とする、それまでのトヨタクラウンからは考えられないほどスポーティーで若々しいものとなった。プラットフォームの一新により走行性能・操縦性を重視したトヨタクラウンアスリートはもとより、それまでは乗り心地を重視していたトヨタクラウンロイヤルでも、輸入車に引けを取らないスポーティーな走りが楽しめるようになった点も大きな特徴である。